その他資料

B 美濃源氏フォーラムinJAPAN 青森  津軽新報の記事

県内の土岐さん集まれ 歴史、ルーツ探求

黒石の土岐さん奔走、会設立も


 黒石市ちとせ町3丁目、土岐忠榮さんが県内に居住する土岐姓氏約350軒に賛同を呼びかけ、
岐阜県瑞浪市が発祥の地という土岐一族のルーツとされる
「美濃源氏フォーラム in 青森」を3月15日開催するとともに今後、
東北または県の土岐会を設立して一族の絆を深めていく考えだ。
 土岐さんによると過日、
土岐姓の先祖である美濃源氏土岐氏発祥の地の瑞浪市で11年間にわたって活動を続けている
「美濃源氏フォーラム」から「土岐一族の勉強会を開催しませんかの依頼があったのを受け、
急遽美濃源氏フォーラムin 青森実行委員会(土岐委員長)を立ち上げた。
 平成6年8月に開催の「土岐氏サミット」には土岐さんも参加、
フォーラムの会員登録もして土岐一族について関心を深めてきた。
3年前にはフォーラム事務局の井澤康樹さんが直接土岐さんを訪ね、
「ぜひ東北土岐会の設立を」と懇願されたことに心を動かされ、今回の立ち上げにつながった。
 土岐一族の歴史とルーツを学ぶ勉強会として、青森文化会館で開かれるフォーラムでは、
「検証美濃源氏土岐氏のルーツを探る」のビデオ上映、
「復活のとき来たれり、今時代は土岐源氏」と題する井澤氏の講演と、質疑・意見交換が行われた。

 土岐一族は清和源氏の流れで、戦国武将の美濃源氏土岐氏は南北朝時代に足利尊氏に仕え、
1542(天文11)年に斎藤道三に敗れるまで東濃を治め、初代土岐頼貞からは11代、長く続いた武将だった。
その後、全国に離散した。

 土岐さんは、フォーラムで土岐氏について探求し、歴史的遺産を次代に受け継ぐうえでも、
県内の土岐さん多数の参加を呼びかけし、これを契機に県内が東北全体の土岐会設立も目指したいと燃えている。

 井澤氏は講演の中で、青森県の土岐氏について、
高田城主土岐大和之助則基(1578年頃)の名が残っていることを知らせ、
現在349人の土岐姓(東京都の土岐公文氏調べ)がいて全国一であることがわかった。
出席者たちに青森土岐会結成への入会を募ったところ約50人が申し込んだという。

※注:津軽新報 平成14年(2002年)4月5日より転載
 
津軽土岐氏 高田城址 土岐則基居城



トップへ
戻る
前へ
次へ