関東土岐会の記事等

会長挨拶
ごあいさつ
     土岐会名誉会長 土岐實光

  平成6年、有志が集まって土岐会を作ろうと相談し、翌年第1回の土岐一族の会を開いてから、
平成15年で10年になります。この10年間を顧みると、いろいろな点で、進展が見られました。

 第1回の会で初対面であったほとんどの方々が、今では仲の良い友人同士となりました。

 第二に土岐氏の歴史についての知識が格段に進んだということです。
毎年行っている土岐氏についての講義などで、土岐一族の歴史についての知識は飛躍的に増えました。
さらに、
毎年の土岐の史跡を訪ねる旅で土岐氏と地域との結びつきについても理解が増したことと思います。

第三に全国各地の土岐氏の歴史を研究している組織との横の関係が出来てきたことです。
このことは大変意義のあることだと思います。そして、
平成15年12月に土岐市で土岐氏を研究している団体が一堂に集まって一大イベント
「土岐源氏桔梗フォーラム」が開催されました。
平安時代から今日まで続く土岐の一族は全国に展開しており、
また地区によって研究の対象となる時代がそれぞれ大きく異なります。
今回の参加者は土岐会のほか、山形県の上山、群馬県の沼田、岐阜県の土岐、
そして岐阜県の瑞浪など5団体に及びました。
このような全国を網羅した会合が開かれることの意義は大きいと思います。



聞くところによりますと、
岐阜県の多治見、土岐、瑞浪、および笠原の4市町が将来合併することに決まったということです。
その時の新しい市の名前は私どもとしては歴史的に由緒ある土岐市にしてほしいと考えています。

全国に土岐一族はおりますし、
現に土岐郡、土岐津、土岐市、土岐町など今も使われていることは周知のとうりです。
われわれはその市の名前について決めることは出来ませんが、
土岐一族の気持ちを少しでも考慮していただけたら、こんなうれしいことはありません。

土岐会をはじめて10年目の節目に新しく誕生する土岐に縁のある市が大土岐市となることを祈っています。

                   ※HP管理者注:「土岐会会報6号」“巻頭言”より転載させていただきました。
土岐實光氏が丹精された桔梗です。

 


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