関東土岐会の記事等

上山土岐会の設立
                   上山土岐会 三春 弘之

 土岐實光様のお宅を訪問させて頂いたのは、昭和56年の初秋であった。

当時私は、上山城建設準備室勤務を拝命しており、土岐家へのご挨拶をと言うことであった。
もちろん初見であり身の引き締まる思いでお伺いした。

 当時の上山市長は鈴木啓蔵氏で斎藤茂吉先生の姪を奥様になさっている方で、
文化人であり強く土岐家を崇敬なさっている方であった。
役目と言えなぜ私如きを伺わせたのか今もって疑問を抱いている。
爾来20数年間お付き合いをいただいといると勝手に思っている。
そして何時の間にか土岐家と上山市の連絡係になり現在に至っております。

 本題に戻り「上山土岐会」の設立について記させて頂きます。

 設立趣意書の概略は、寛永五年三月に下総国守谷から上山城主として着封されたのが、
山形城主鳥居忠政公を大伯父にもつ土岐家三代の頼行公であり、
四代頼殷公とともに64年間にわたり、上山藩主として治山治水に励み、
羽州街道の整備を図り産業の興隆と城下町の整備、社寺の創建、検地測量、用水堰の開削、
温泉浴場の増設など常に領民から名君と慕われ今日の上山発展の礎を築かれた。

 以上64年間二代に渡る藩主の治績を顕彰すると共に、
未だ解明されていない歴史的事柄についての調査研究、会員相互の情報交換、
各地の土岐会との交流を目的として設立を計画した。設立発起人として、
上山市町阿部寛氏を代表にして会員を募ったところ、
64名の参加者があり平成13年11月20日土岐實光夫妻をお招きして設立総会を開催することが出来た。

 当日は群馬県立歴史博物館学芸員小野瀬和男氏を迎え「上山移封後の土岐氏」と題し特別講演を願った。

 以上が「上山土岐会」のあらましです。

 

【上山土岐会の主な活動】

平成12年 ・・・・・「上山市民号」を仕立てて岐阜県瑞浪市を訪問
平成13年9月 ・・・・・群馬県の「沼田学舎」を迎えて交流
11月 ・・・・・沼田市へ返礼訪問、西田前市長様からご挨拶を頂き交流
平成14年7月 ・・・・・「土岐会」の方々27名をお迎えし懇親パーティで歓談
平成14年12月 ・・・・・岐阜県土岐市での「土岐源氏桔梗フォーラム」に参加



                  ※ HP管理者注:「土岐会会報6号」より転載させていただきました。


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