事業風景

平成24年4月7日 東濃瑞浪土岐市講座 東濃地域史講座

4月7日(土)
白山長滝神社の宮司であられる若宮多門氏による『白山信仰と桜堂薬師』についての講座が行われた。

主に白山中宮長滝寺のリーダーとして活躍した僧侶阿名院道雅についてのお話であった。
白山信仰は加賀国、越前国、美濃国にまたがる白山に関わる山岳信仰である。

中世末、当時僧侶は国が認めた人で、今で言う国家公務員のような地位を持っていた。
勉学に励み、広範囲にわたって山林修行を行った。

道雅は、地域活性化に貢献すると同時に、信長の美濃支配が進む中で信長の信頼を得、
お膳、お椀、軍配うちわを授かった、当時のスーパースター的存在であった。

また、阿名院桜堂を開き、ここは戦国長滝になくてはならない私院であった。
若宮氏は最後に、「文物、仏像、絵馬、建物や遺跡調査から、まだまだ資料が出てくるであろう。

そして、記録だけでなく、風習、道具、墓石、建物などからも歴史を学ぶことができる」とお話された。






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