事業風景

平成24年4月8日 岐阜市長良講座 武家文化歴史回廊講座

4月8日(日)
岐阜県歴史資料保存協会の顧問であられる加納宏幸氏による
『斎藤道三と土岐頼芸』についての講座が行われた。

土岐頼武は、妻が朝倉貞景の娘だったので、それを後ろ盾にしていた。
内乱が起こった後は朝倉氏の元へ亡命したが、軍勢の支援を受けて美濃に入り守護に就任した。

弟頼芸が「濃州太守」を名乗る様になった頃、館を福光から枝広に移したが、
洪水で流されたため大桑に移った。

頼武が美濃を掌握していたのはおよそ16年間だった。頼芸の後押しをしていたのが斎藤道三である。
幾度も起こる争乱にも勝利してきたが対抗勢力も強く、特に織田信秀は美濃にたびたび侵入してきた。

和睦が結ばれた後、道三の娘濃姫と信秀の息子の信長の婚礼が成立した。
そして頼芸は道三によって美濃から追放され、土岐氏の200年に及ぶ美濃国支配が終わった。
道三はその後息子義龍と対立し、信長の応援も間に合わず長良川の合戦に敗れ戦死した。






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