事業風景

6月2日、3日 瑞浪土岐市講座 岐阜市長良講座 共通 美濃古代中世歴史講座


法政大学講師である谷口研語氏による
「三斎市・六斎市の成立」についての講座が行われた。

市場は交易の場であり、歴史の早い段階からあった。
かつては都のものだった市場が農村にまで広がったのは、農家の余剰力が増え、
生活が向上したためである。

市場は二種類に分けられる。
一つは今でいう卸売市場で、規模が大きく、その地域にないものが多く売られる。
構成員が商人であり、大消費地がある。
歴史が古く、縄文時代の貝塚はすでに市場だったと考えられている。

一方もう一つは朝市的な要素の市場で、規模が小さく専門商人でない人が参加していて、
日用品や雑貨が中心である。こちらは常用生産物が増えたことによりできた市場である。

岐阜県内の市場地名を、大字・町名レベルで大まかに探してみても、
一日市場、古市場、五日市など、20以上の名前が付いていることから、
大小限らず様々な場所にあったと考えられる。






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